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20 7月

 つい先頃エリック・レッドが監督した映画「100 FEET」の撮影が終わったところです。エリックとは数年前「バッドムーン」で一緒に仕事をしたのですが、素晴らしい体験であり楽しい刺激に満ちていて、とてもいい映画になったと思います。
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 新作プロモーションのパーティに出席した去年秋のこと、ジャーナリストであり映画評論家でもあるジョン・ファロンがやってきて「マイケル、エリック・レッドがずっと探していたよ」と言います。
 5分後エリックが現れました。で新しい映画を作っているんだと言う。僕はその後に続く言葉を待たないで尋ねた、僕の役はあるのって。ゴーストの話なんだとエリック、そのゴースト役をやりたいと言うと、だってそのゴーストは、マイケル、あなたを思い描いて書いたんだよ、だからずっとあなたを探していたんだ。もう僕らにお金の話なんぞ無しだった、映画について話し続けた。他の出演者は誰なのか、脚本はどこへ送ればいいのか。
 シナリオは即送られてきた。それを読んだ後エリックに電話して言ったんだ、すごく気に入ったって。それからミーティングを設定してストーリーやテーマ、背景、僕とマーニー(ファムケ・ヤンセン)との関係、相棒(ボビー・カナバル)との関係について話し合った。ゴースト・エフェクト用にいくつか顔の型どりをするため二人でトロントへ行くこととなり、さらに1週間ブダペストでリハーサルをすることになった。
 エリックとの仕事がどんな風に進むのかは分かっていたし、それは全部僕がこうあってほしいと思った通りに進みました。中には「好感度の高い役にしてもらいたい」と言い募る俳優もいてそんなとんでもない我が儘に屈してしまう状況無きにしもあらず、なのだが、エリックはぶれることがない。あらゆる負の感情、人をこの現実に束縛するそうした感情にこだわって、僕は人間のダークサイドを極めてリアルに表現したつもりです。
 ブダペストはこれまで仕事をしたことのある東欧圏のなかで最も親切な国でした。撮影クルーはすぐれた技術集団、プロダクションは最終ゴールとして「良い映画を作る」という全体像を本気で目指していました。
 ファムケ(ヤンセン)は、映画を最優先してその役を「徹底」して演じる、正にプロの女優でした。ケン・ケルシュが撮ったファムケは匂いたつほど美しい。ケルシュはエリックが熱望した撮影監督で30本以上の映画にクレジットされており、中でもアベル・フェラーラ(監督)との仕事が多い。
 今は100 FEETのラフカットがいつ見られるのか待ち遠しい思いです。
 何しろブログの執筆は初めての経験、今回はこの辺りで切り上げることにして次回8月半ばにまたお会いしましょう。
 このブログは月に一度更新する予定です。

マイケル・パレ